橋の劣化度判定、市町職員ら学ぶ 四国中央
社会問題化するインフラの老朽化対策として劣化度を判定する能力を養うワークショップが21日、愛媛県四国中央市であった。県と8市町の担当者23人が損傷した橋を点検し構造上、重要な部材か否かや、周辺環境を踏まえ「緊急に措置」など4区分でどう判定すべきかを習得した。
県道路メンテナンス会議が開催。国土交通省松山河川国道事務所によると、インフラの点検方法の講習は従来もあったが判定に関しては四国で初めて。
県や市町管理の橋は2014年度から5年に1回の点検が義務化されており、「緊急に措置」「早期に措置」「予防保全の観点から措置」「健全」の4区分に判定する。ただ知識や経験が必要とされ技術者の育成が課題となっている。